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地球最后的夜晩/ロングデイズ・ジャーニー、イントゥ・ナイト [中国]

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『ロングデイズ・ジャーニー、イントゥ・ナイト』[地球最后的夜晩]ビー・ガン(畢贛)監督


『凱里ブルース』で心酔したビー・ガン監督の待望の新作である。
期待を裏切らない素晴らしい作品だった。
’19 年を予定していた日本公開が’20年にずれ込むようだが、次のディケイドの幕開けに相応しい作品になると思う。

関連記事→https://e-train.blog.so-net.ne.jp/2015-12-29




記憶(前半)+夢(後半)=映画である、という監督の映画論を語るような作品にみえる。構造的にも前作を踏襲。画・セリフの詩的表現が素晴らしく、宇宙飛行士・夏至・冬至・回転させる、という地球を意識する言葉が。(公開時のパンフには是非シナリオ採録をお願いしたい。)そして、タルコフスキーの偏愛ぶりを隠そうとしない。



凱里出身の羅絋武(黃覺)は、父親の葬式を機に何年も帰ってなかった故郷に戻る。そしてかつて愛した女・萬綺雯(湯唯)の行方を捜している。彼女は母親と同じ化粧をしていて、友人の白猫(李鴻其)を殺した左宏元の愛人だった。白猫が殺されたのは、羅が左に渡すべきリンゴの箱をそのまま腐らせてしまったからだった。箱の底には拳銃が隠されてあったのだ。

“映画と記憶の違い。記憶は真偽のほどはわからないが不意に浮かぶもの”。
前半は萬綺雯と密会・逃避行をした2000年夏至の頃、凱里から旁海へ移動する現代、白猫の母親との再会、が断片的に語られ、夢か現かわからない曖昧さで進行。そして羅はとある映画館で眠りにつく。画面の合図で、われわれ観客は3Dメガネをかける。観客も彼の夢の中へ入り込むのだ。

後半の「1カット60分」の夢。トロッコで暗闇へ。卓球小僧(前作の甥役ウェイウェイか?)の案内で夜道をバイク、リフトで下界へ。そうしてビリヤード屋を経営している萬綺雯にようやく出会う。2人は卓球ラケットを回転させ、空を舞い、さらに階下へ。彼女は途中で張艾嘉演じる赤い髪の女・母親に変容したりする。そして2人は…。夢はいつしか覚めるのだろうか。


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