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ベトナム映画祭2018 [ベトナム]

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日越外交関係樹立45周年記念事業「ベトナム映画祭2018」
in 神奈川(9/1~9/9)
in 新宿(11/10~23)


TIFFでベトナムの特集をやって欲しい、と何年も前からつぶやいていたのだけど、枠外ながらようやく東京地区で「べトナム映画祭」が開催された。なぜか神奈川〜横浜(9月)と新宿(11月)と2都市に渡る開催。ラインナップはすでにDVDになってるものも多く、ニューウェィヴやアートハウス作品が少なめなのがちょっと残念だったが、『漂うがごとく』(09)の上映はとても嬉しかった。そのプログラム中から7本を鑑賞。ベトナムの人々が今求めてるものがよくわかるようなトレンディなラインナップだった。



【2018年09月02日(日)】
日曜日は「ベトナム映画祭2018 in 神奈川」で黄金町ジャック&ベティへ。『ひと夏の初恋』『仕立て屋 サイゴンを生きる』2本を見て来た。入場者プレゼントでサイゴンビールいただきました。


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●『ひと夏の初恋』(2018)トラン・クアン・シン監督

想像してたのとはかなり違って、今風なラブコメだった。仲良し3人組女子リー、マイ、タオが高校卒業でハメをはずし、男子学生のグループに騙されてしまう。憂さばらしに男に復讐してやろうと、リーとマイはネットである大学生と知り合うが(成宮寛貴似の実は御曹司)、懲らしめるつもりが徐々に惹かれていく。そんな恋によって仲良し3人組の関係がほころんでいく。ギミック多くて途中まで展開読めない面白さはあるけど、とっ散らかってる感じもする。女の子はかわいいけどね。『仕立て屋〜』含め、サイゴンて今こんな感じなのだなあ。


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●『仕立て屋 サイゴンを生きる』(2017) チャン・ビュー・ロック、グエン・ケイ監督

'69年、母親の仕立てるアオザイに反発し、新しいファッションを追求しようとしていたニュイは、現代にタイムスリップしてしまう。そこには落ちぶれて酒浸りの自分がいた。ジャンルの常識から逸脱するけど(タイムスリップもので同一人物が同じ時刻に同時に存在する事はないという掟)、将来の自分と助け合って協同する点が面白い。カラフルなアオザイに目が奪われる


【2018年09月04日(火)】
火曜日も「ベトナム映画祭2018」で『ニンハオの家』('17)と『漂うがごとく』('09)。ラインナップで一番見たかった2本だけど、どちらも画面に色香があって期待を裏切らない出来。『漂うがごとく』、トラン・アン・ユン監督『シクロ』にも通じるものもあるな。


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●『ニンホアの家』(2017)フイリップ・ウ”ィットマン監督

カインホア省ニンホアに居を構える一家。そこへ’72年ドイツへ移住した子孫が帰郷する。戦争で行方不明になった叔父の遺骨を探したり、父親の墓参りをしたりして、一家で食卓を囲む。固定カメラで美しく切り取られる陰翳ある屋敷の佇まいが良い。霊媒師や夢のお告げ話も興味深い。
山形国際ドキュメンタリー映画祭コンペ作。


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●『漂うがごとく』(2009)ブイ・タク・チュエン監督

年下のタクシー運転手ハイと結婚したばかりの生娘のズエンは、療養中の親友カムのところへ報告へ行く。手紙を届けるよう頼まれた男の所へいくと、思わぬ扱い、つまりレイプを受け…。女性のリビドーを描いてるように見えるけど、ズエンとカムの白と黒の服、男女の組み合わせなど陰陽の記号も見える。
トラン・アン・ユン監督の『シクロ』を意識してるのではないか、とちょっと勘ぐる。それはシクロ運転手→タクシー運転手という単純な理由なのだけど。
ハロン湾の風景も印象的だっし、音楽も独特。監督は『癒された地』(’05)のブイ・タク・チュエン監督。今回かなりテイスト違うけど、ファン・ダン・ジーの脚本に触発される所が大きいのか。『ビー、心配しないで!』('10)も是非見てみたい。


【2018年11月10日(土)】
今日は新宿はK’sシネマで開催中の「ベトナム映画祭」のプログラムの中からグエン・クアン・ズン監督『ベトナムを懐(おも)う』、バルト9で開催中の「ラテンビート映画祭」からシーロ・ゲーラ監督の新作『夏の鳥』を観てきた。『夏の鳥』、度肝ぬかれる凄い作品だった。しばらく放心状態。


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●『ベトナムを懐(おも)う』(2017)グエン・グアン・ズン監督

’95年、ニューヨーク冬。医療介護ホームから抜け出したトゥーは息子のアパートへ戻るが、米国育ちの孫娘タムと口論が絶えない。妻の命日、同郷のナムと思い出話をに花を咲かせるが…。祖父と父の背負って来た移民の人生。雪のNYと暖かい故郷の対比、『夜恋夫歌』が印象的。
この作品観ながら、先日Eテレで観たベトナム難民のサン君のドキュメンタリーを思い出してもいた。
http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2018-11-03/31/23810/2259639/


【2018年11月11日(日)】
今日も新宿でベトナム映画祭。ジョニー・グエン&ゴ・タイン・バイン主演コンビによる『CRASHクラッシュ』『The Rebel 反逆者』。この二人、『漂うがごとく』や『仕立て屋』で顔は認知はしてたけど、アクション俳優だったのか。モデル並みの8頭身でキレるアクション。東アジア圏で人気でそう。



CLASH [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
  • メディア: DVD



●『クラッシュ』(2009)レ・タイン・ソン監督

娘を人質にとられ、裏組織のボス黒龍の下で働く女フェニックス。チームの長としてミッションを遂行しようとするが、仲間スネークの裏切り、懇意のタイガーが潜入捜査官だったことが発覚し心揺れ動く。ミドルショット多用がB級感だが、終盤の畳み掛けはなかなか。ボスが内田良平的


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●『the rebel 反逆者』(2007)チャーリー・グエン監督

1922年、仏印。抗仏運動を封じるための仏側工作員のクォンは、心の中に持っていた愛国心に葛藤し捕まった反政府組織のトゥイを脱走させ、自らも追われる身に。炸裂する回し蹴りと映画的ダイナミズムが凄い。
フランス人の一面的な描き方はエンタメ上仕方ないのだろうが、無敵の工作員シィの最期がフランス側協力者の複雑な側面を描いていた。物語はホー・チ・ミンが阿南愛国協会を組織して、香港でベトナム共産党を設立する間の時代設定。


【DVDその他で鑑賞済】

超人X. [DVD]

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フェアリー・オブ・キングダム [DVD]

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モン族の少女 パオの物語 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ダゲレオ出版
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●『焼いてはいけない』(2009)は(原題に則すなら『燃やしてはいけない』の方いいような気がするけど)『きのう、平和の夢を見た』のタイトルで観ている。
https://e-train.blog.so-net.ne.jp/2011-02-27

●『草原に黄色い花を見つける』
https://e-train.blog.so-net.ne.jp/2016-03-23

●『遥かなる父の国へ ~ベトナム残留日本兵家族の旅~』 (NHKドキュメンタリー)はわりと最近BSで観ていた。



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