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チャロー!インディア [インド・南アジア]

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『チャロー!インディア〜インド美術の新時代』
2008年11月22(土)−2009年3月15日(日)
森美術館にて。


実はこの展示、2回観ている。
2回目は小学3年生の甥っ子を連れての鑑賞。

本当は『加山又造展』を観たかったのだが、小学生はきっと退屈してしまうだろうと思って、こちらを選択。彼にとってはじめての現代美術だが、おもちゃ箱でも覗くような感覚で楽しめるのではないかと思ったのである。また、担任の先生がバックパッカーらしく、インド旅行の話をしてくれたらしいので、多少なりとも感じる所があるのではないかと期待して。逆に混乱させてしまう可能性はあるけどね。さて、どんな反応をするのか。



入ってすぐの所に、実物大のゾウが横たわっているオブジェがあり、しげしげと観ている。出だしは上々のようだ。ゾウは死んでるようにも見える。皮膚には無数のスペルマ?みたいなおたまじゃくしの文様が見える。作品タイトルは『その皮膚は己の言語ではない言語を語る』(バルティー・ケール作)。どういう意味だろう?

だが、その後、彼は、どの作品にも興味を示さなくなる。たくさんの作品が置いてあるので、戸惑い、圧倒され、頭の中で情報を処理しきれないのかもしれない。

しばらくすると、大きな1ルピー硬貨のオブジェが見える。
「これ、インドのお金だよ。おじさん持ってるから今度あげるよ」と言っても、どうでもいいといった態度である。それならDSの新しいソフトでも買ってくれ、と目が言っている。作品タイトルは『格差の死』(ジディッシュ・カラット作)。壁にかかったオブジェの説明には、給食費の1ルピーをねだり、母親に叱られ、自殺してしまった少女のエピソードが紹介されていた。

小さな人形がガラスケースに並べられた作品がある。これなら子供も楽しめるかも、と思ったのも束の間、人形と平行してカミソリの刃が多数並べられているのだった。『中心、そしてその他大勢』(アナント・ジョン作)。

その後、少し興味を示したのが、『同義語』(リーナ・サイニ・カラット作)という作品。遠目でみると、人のポートレイトなのだが、近づくとそれがいくつものハンコで構成されている事が分かるというもの。多分、ハンコの文字はインドの多様な言語で表されているものなのだろう。壁には同じ作者の、『パキスタンとインドのカシミール管理ライン』という、やはりハンコを使った写真作品があった。

甥っ子は、その年の子供なら喜びそうな、巨大な孔雀の頭部にもなぜか、無関心であった。
どうやら、つまらなかったようだ。
会場を出て、東京の風景を支配した気分になる展望台に移っても、無口なままだった。




ランチに昭和レトロ風な雰囲気の「66ダイニング」でオムライスを食べる。
自分はカキフライ。
食べたら甥は急速に元気になった。

なんだ、腹が減っていたのか。



そのあと、映画『20世紀少年〜第2章 最後の希望』を観る。
実はこれがメインなのだった。

2025年、晴海あたり?のともだちパークに岡本太郎の「太陽の塔」が立っている。
1940年の「幻の東京オリンピック」の後、晴海に万博が計画されていたというから、よく考えられた設定かもしれない。新宿では中国系マフィアと、タイ系マフィアの抗争が勃発している設定。これはリアリティあるだろうか?

1970年の大阪万博に行けなかった子供たちの怨念が「ともだち」という宗教組織を生み出した・・・。自分よりももうちょい上の世代のオジさんたちにはドンピシャリな内容。
上映時間は2時間半もあったが、9才の21世紀少年は大いに満足したようだ。






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