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12人姉妹 [カンボジア]


『12人姉妹』クメール語バージョンの一部。
鬼女の娘は母親の策略で王子を貶めようとするが、逆に王子に好意を抱き…。


16日、第8回恵比寿映像祭の上映プログラムからカンボジアのファンタジー映画『12人姉妹』(1968年リー・ブン・イム監督)とガーデンホールの「動いている庭」展示を鑑賞。
18日には、リティ・パン監督『フランスは我等が故国』(2015)を観た。



『12人姉妹』(1968年)リー・ブン・イム監督

母のように慕っていた女性が鬼女だと知った12人姉妹は何とか逃げ出すと、アンタパ国王に保護され、12人一緒に王妃となる。それを知った鬼女ソモンティアは美しい女に化けて国王にとりつき第一王妃に。彼女達こそが鬼女だと言って12人は追い出されるが、王の子を身籠っていた…。

貴種流離譚というべき2世代に渡る奇想天外な大河ロマンで、想像以上に素晴らしかった。惜しむらくは巨大化した鬼女(≒朝汐太郎)がアンコールワットを破壊しなかった点だろうか。(国是上ムリなのだろうか?)そこで白馬に乗った王子が戦った方が盛り上がったと思う。地割れとか空駆ける馬とか情感ある特殊撮影が見事。

内戦やポト派政権の混乱で失われたと思われた作品だったが、タイ語バージョンがアメリカで発見され、この度日本でデジタル修復された。つまり、上映されたものはクメール語バージョンではなく、タイ語のタイトルバックが付け加えられ、全編タイ語吹き替えされたもの。上映後、デジタル化に際して鈴木伸和氏(東京光音)のトークがあった。
関連記事:『ゴールデンスランバーズ』



『フランスは我等が故国』('15)リティ・パン監督

仏印時代に撮られたアーカイヴ素材を使い、植民地化の功罪をシニカルな物言いでまとめたもの。ピエール・ルジャンドルの引用、サイゴンの中華街と阿片窟、フエの王宮、トンキン女性の官能、建てられたばかりのプノンペン中央市場の映像など興味深い。


たまたま同時期に観たインドシナを舞台にした映画。
『チャイナ・ゲイト』(57) サミュエル・フラー監督

仏印で外人部隊に入隊した米国人ジョンはかつて妻だった中国系のリアと再会する。ラッキー・レッグと呼ばれる彼女は、5歳の息子を米国へ移住させることを条件に、特殊任務に関わることに。部隊はジャングルを行軍し、ベトミンを支援する中国側の弾薬庫爆破を目指す。
エキゾチシズム反共映画といったらいいのか。展開は面白いけど、ドキュ映像挿入の割にリアリティがいいかげんな気がする。仏印の前線基地サントイという場所がどこなのか知らないけど、行軍の時にアンコールトムが映ったり、中華門の文字も梵字なのか漢字なのか微妙。冒頭シーンと脱出不時着シーンが印象的。



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